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ボイスノートについて
この時計は、機能云々を語るだけの時計ではありません。
この時計は、父方の祖父の形見です。
祖父が亡くなる前に、「もうすぐ逝くから何かかってやろうか」といわれたのは中学のとき。
その時は、この会社は、腕時計にテレビの画面がついたのを販売してて、本当はそれを買ってもらいたかった。
でも、いくら子どもといえ、それはあんまり虫がよすぎるというもの。
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祖父は、気持ちいい顔でこの時計を買ってくれました。
しかし、本当にこの選択は正しかったかとか思っています。
もっと物よりもいい形見があったに違いない。
でも、祖父はすでにいません。
今できることは、大切につかうこと それだけです。